(仮)9
14/01/04 17:42
彼女の身体からは脂汗が吹き出し、全身が粘つく様なジットリとした汗に塗れていた。
倒れそうになっている彼女を支え、両手首に絡みついている縄を解いてやる。
両手が自由になっても、彼女の腕はダランと所在なく垂れ下がったままだった。
そのまま彼女を抱え上げ、ベッドのある部屋に移動した。
部屋に入り、クイーンサイズのベッドの上に彼女の身体を優しく下し横たえる。
すぐさま私は彼女の肩の稼働域を入念にチェックする。
案の定、彼女の肩は長時間縛られ固定されていた影響で、ガチガチに凝り固まってしまっていた。
その堅くなった肩と腕の筋肉を解すため、私は丁寧にそして丹念にマッサージを施す。
程無くすると、酷く張りのあった彼女の肩と腕の筋肉は、凝り固まった痛みと痺れから解放され、本来の彼女自身の柔らかさとしなやかさを取り戻していった。
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